立命九条の会では、10月20日に以下の「11,3 憲法公布記念日に関する声明」を発表しました。
「11、3 憲法公布記念日に関する声明」 2008年11月3日に、日本国憲法は公布されてから61周年を迎えます。
この日は、明治天皇の誕生日でもありますが、現在は憲法公布記念日として定着し、
毎年日本国憲法公布を記念する集会やデモがおこなわれ、今年も京都では、
13時から円山音楽堂にて集会とデモが予定されています。
世界に誇れる憲法9条をはじめ、国民主権や基本的人権などを掲げた日本国憲法は、
戦後の日本において重要な役割を果しました。しかし、ここ近年、自民・民主・公明党などを中心とし
て、この憲法、特に9条を改定しようという動きが活発化しています。
我々立命九条の会はこのような動きに対して反対し、憲法9条を守り活かす事を目的として、
平和と民主主義を教学理念とする立命館大学に誕生しました。
立命館大学は、憲法と旧教育基本法に基づく「平和と民主主義」という教学理念を掲げ、
国際平和ミュージアムの開館や、不戦のつどいなど先駆的なとりくみをおこなってきました。
しかし、立命館大学は2008年11月3日の憲法公布記念日を授業日としています。
祝日に授業をおこなうということは、文科省が無理な授業時間確保を各大学に求めている事もあり、
仕方のない部分があるといえなくもありません。かといって、憲法の公布を祝い、
保守反動的な新憲法制定を狙う勢力から憲法を守るという決意を新たにするべき日に、
「平和と民主主義」を掲げる立命館大学が授業をおこなうという事は、
学生から集会参加や憲法公布記念日の意義を見失わせる可能性があると捉えられる行為であり、
残念極まりないとしか言いようがありません。
立命九条の会は立命館大学の全学生へ呼びかけます。
2008年11月3日には授業がありますが、13時から円山野外音楽堂にて開催される
「11・3 憲法集会 in 京都」に結集し、学生の団結で憲法改定を許さないという声を京都から響かせよう。
2008年10月20日
立命九条の会
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